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動機づけ(目標設定)

・スポーツをする理由を心に持つことは、やる気を高め、試合をする楽しみを増加させ、怖さから逃れるのを助けてくれます。さらに緊張や迷いを正しい方向に導いてくれます。
・楽しんだり、面白がったり、好きだ、情熱を持ってやるといった感情は、いいプレーをするのに必要なメンタル面のテクニックを上達させます。プラス思考はリラックスと集中力を与えてくれます。いいプレーの手助けをし、リラックス状態を保ち、自信も持たせてくれます。

哲学的トレーニング
・そのスポーツをする理由は何ですか。
・そのスポーツのどこが好きだったり、楽しいですか。
・試合のどこが好きだったり、楽しいですか。
・練習のどこが好きだったり、楽しいですか。

目標設定
・目標を定めることは、選手のやる気を高め、練習の意義を確認し、毎日の練習を乗り越え、希望や夢に向かっていくエネルギーを増長します。
・十分に計画された目標は、選手の行動を方向づけます。自分が何をしたいのか、そしてそれをどのように達成していくのかを明確にした目標とトレーニングの計画は方向性を与えます。また、練習の質を向上させ、目標達成に向けての内発的動機付けを高めます。
・体力、技術力、精神力など自分に必要な側面を認識し、それらを考慮した納得のいく目標と計画を設定することにより、自然と練習意欲が湧き、練習の効率もアップします。設定した目標を実行することによって、満足感・自信・将来への期待が得られ、競技や試合に対して、前向きな姿勢と準備が整います。
・目標には、結果目標とプロセス目標があります。結果目標は〜なるとか〜になりたいなどの結果を示したものであり、プロセス目標は、何が必要かといった方法を示したものです。
・試合や練習では、プロセス目標に集中します。結果目標に集中すると、緊張や集中力欠如の原因となります。
・勝とうとだけ努力する者は、自分ではどうにもならない部分をも、心配しなければなりません。勝つにせよ負けるにせよ、試合の結果は自分の能力や努力だけでなく、相手の能力や努力によって決まります。勝ちたいという気持ちが強くなるほど、自分以外の要素が気になり、不安や雑念に支配され、頑張りすぎ、力みが出ます。勝つために努力すると考える者は、単に努力すればよいのであって、自分のベストを出し切ることが可能になります。自分がコントロールできる要素に対して、不安や心配はありません。シンプルな意識は不安や心配を追い抜きます。
(T・ガルウェイ)

目標設定の留意点
・目標設定のSMART特性
●明 確 性 specific 自分の目標が何であるか明確に理解すること
●測定可能性 measurable その目標に向かっての進歩が測定できること
●達成可能性 attainable その目標を達成し自ら進歩することが可能であること
●適 切 性 relevant 目標を達成することが優れた選手になることに直結していること
●期   間 timeframe 目標達成の予定日について明確な見通しを持つこと

●SMART特性に従って目標を設定したら、実行する。実行後、内容について評価し、修正します。

現場での活用例 
・練習の前に練習メニューを提示し、結果目標とプロセス目標を確認します
・練習や試合後に達成具合を話し合い、明日の目標を確認します。
・練習中、各練習をする前に、結果目標とプロセス目標を確認します


引用文献:入門書として非常にお奨めです。選手用とコーチ用があります。
高妻容一〔2002 2003〕 今すぐ使えるメンタルトレーニング 
選手用・コーチ用 ベースポールマガジン社
ケン・ラビザ他:高妻容一他訳(1997)大リーグのメンタルトレーニング
ベースボールマガジン社


推薦図書:
田口耕二〔1997〕 メンタル野球への挑戦 ベースボールマガジン社
著者の田口先生は、高校の先生です。高妻先生の元でメンタルトレーニングを学び野球部の監督として、実践し成果をあげた先生です。高校野球の指導者の方にお奨めです。

なぜメンタルトレーニングなのか?
技術・体力のトレーニングは、長期間を実施しているにも関わらず、メンタルトレーニングには即効性を求める傾向があります。確かに平均1.5ヶ月くらいで、急激に向上する場合もあります。しかし一時的もので、メンタルトレーニングを実施したというには、最低3年かかるというのが、世界的見解です。マジックではないのです。でも技術・体力のトレーニング期間に比べたら、3年なら短いとも考えられます。メンタルトレーニングは1日にしてならずです。


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